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【KNGS】ヘッジファンドから変身したETFのポートフォリオとは?

2021/03/06
 

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マネたびeee
40代の読書家 兼 エコノミスト。 普段、マネーに世界中をさせています。ブログでは、おカネ(投資)とホン(書評)とタビ(旅行)についてまとめていきたいと思います。

とても興味深い内容がBloombergに出ていました。

資産運用業界は投資信託が上場投資信託(ETF)に転換されるのを待っているが、それに先駆けて米国の小規模ヘッジファンドが史上初のETF転換を果たした。

アップホールディングス・グループの創業者で最高経営責任者(CEO)のロバート・キャントウェル氏は「ベンチマークを上回る成績を目指す運用者を求めるために金持ちである必要はないはずだ」とし、ETFへの転換は「高品質な成長分野への投資を一般の投資家に開放するものだ」と語った。

インターネット株が44%を占めるKNGSのポートフォリオは運用開始から2020年末までに115%のプラスのリターンを上げた。管理手数料は投資資金1000ドルに対して6ドル。

というわけで、さっそくヘッジファンドから変身した進化系ETFともいえるETF(Upholdings Compound Kings ETF)(TICKER: KNGS)のポートフォリオを調べました。

KNGSの運用会社

KNGSを運用するUpholdings Investmentは、高品質の成長機会をより多くの一般投資家に提供することを信念に、2019年にロバート氏によって設立されました。ナッシュビルに拠点を置くものの、フィラデルフィアに営業担当、ブルックリンとLAにデザイナー、NYとサンフランシスコにアドバイザーがいるという、働く場所にこだわらない・寄せ集めない、むしろ、従業員がいるところが働く場所という、今風なスタンスの働き方をしている会社でもあります。

 

KNGSの構成銘柄一覧(2021年1月7日時点)

KNGSの構成銘柄をUpholdingsのウェブサイトから取得し、構成銘柄の評価額、1-Year Return、P/EはMorningstarから、営業CFマージン(営業CF÷売上高)、営業利益率(営業利益÷売上高)についてはYahoo Financeを参照して計算しました。なお、計算上、営業CFマージンと営業利益率は、TTM(Trailing Twelve Month: 直近12ヶ月の財務データ)を用いています。会社概要については、マネックス証券の取扱銘柄から調べました。(会社銘柄が記載されているものは、少なくともマネックス証券で売買できます。)

よく知られたテック系の銘柄が多く含まれている印象です。なお、経費率は0.60%です。1,000ドルに対して年間6ドルの手数料がかかります。なお、セクター分類については、モーニングスターを参考にしています。

ぱっと見、イケてるテック系をまとめて投資したい方に向いているかな、と思います。なお、比率が一番大きいABNBRTSは、IPO RIGHTS OF AIRBNB INC COM CL Aです。

TICKER % Portfolio Weight as of Jan 07, 2021
1-Year Return
P/E
営業CFマージン 営業利益率 sector 会社概要
ABNBRTS 11.28% 423,556 -18.95% -18.78% 宿泊施設、民宿を貸し出す人向けの予約サイトを運営する米国の企業
BABA 7.12% 179,024 4.26 17.64 34.74% 16.43% Consumer Cyclical 中国最大のオンラインマーケットプレイス。金融業、メディア業など幅広い分野の事業にも投資。
FB 6.93% 174,144 26.13 24.69 51.81% 36.21% Communication Services 世界最大のSNSサイト「フェイスブック」を運営
BRK-B 5.54% 139,262 3.08 21.69 14.79% 16.87% Financial Services 伝説の投資家ウォーレン・バフェットが率いる様々な業種の子会社を傘下に置く持ち株会社
TCEHY 5.24% 131,203 46.65 29.94 39.38% 22.30% Communication Services
CUZ 4.44% 111,300 -17.31 48.40% 22.46% Real Estate
JD 4.44% 111,570 129.44 38.61 3.31% 1.41% Consumer Cyclical 中国のSNS大手、テンセント傘下のオンライン直販会社
ETSY 4.43% 111,014 273.07 77.52 37.28% 20.87% Consumer Cyclical 商品を製作、売買するマーケットプレイスを提供
SBUX 4.17% 104,384 19.54 35.84 6.79% 6.45% Consumer Cyclical グローバルにコーヒー関連製品を展開
ARCC 3.60% 90,327 -0.48 10.09 -122.97% 77.13% Financial Services
HHC 3.52% 88,044 -35.43 -12.89% -17.00% Real Estate 戦略的不動産開発事業を専門とする不動産会社
AMZN 2.69% 69,568 65.83 59.88 15.92% 5.24% Consumer Cyclical 音楽のストリーミング配信サービス、及び同サービスを運営する企業である。2016年現在、1億4千万人を超えるユーザーをかかえる世界最大手。日本では2016年9月にサービスが開始された。
SPOT 2.65% 66,272 112.38 -294.12 4.15% -2.83% Communication Services 音楽のストリーミング配信サービス、及び同サービスを運営する企業である。2016年現在、1億4千万人を超えるユーザーをかかえる世界最大手。日本では2016年9月にサービスが開始された。
NFLX 2.48% 62,593 53.86 57.8 4.63% 17.17% Communication Services インターネットによるテレビ番組、映画のストリーミングサービス
GOOGL 2.36% 62,102 27.18 30.96 33.33% 19.76% Communication Services 検索プラットフォーム他、ソフト、ハード製品で幅広い分野に取組む。2015年10月よりグーグルから社名変更。
PINS 2.14% 53,606 270.61 105.26 2.05% -122.87% Communication Services 米国の写真共有サイト運営企業
AAPL 2.09% 52,368 76.58 33 29.22% 24.52% Technology iPhoneなどデジタル家電製品の開発・販売
ALGN 2.01% 50,252 97.26 66.23 21.81% 14.22% Healthcare 歯科、矯正歯科、歯科記録保管で使用されるシステムの設計・製造・販売
WDAY 2.00% 50,219 30.8 76.34 24.31% -7.72% Technology 企業向けに人事管理システム(HCM)、給与、タイムトラッキング、調達及び従業員の経費管理を実行するクラウドアプリケーションを提供
SHAK 1.78% 44,460 45.06 400 15.11% 4.55% Consumer Cyclical 高級ハンバーガーチェーンを展開
ADYEY 1.30% 32,556 152.41 128.21 23.83% 8.74% Technology
TIGR 1.15% 28,845 177.45 NA 12.34% Financial Services 中国のオンライン証券会社
SQ 0.70% 17,961 270.77 204.08 4.21% -0.61% Technology スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でのクレジットカード決済サービスを提供
NOW 0.61% 15,342 74.6 90.91 36.07% 4.96% Technology エネルギー、工業製品を上流から下流まで、北米および国際市場で供給
ADYEN NA 0.06% 32,556 152.41 128.21 23.83% 8.74% Technology
ADYYF -0.06% 32,556 152.41 128.21 23.83% 8.74% Technology

 

セクター別保有割合

モーニングスターの定義に基づくセクター分類で、KNGSの構成銘柄は、セクター別にまとめると以下のとおりです。Cashの保有比率がまだ高いです。というのも、ETFとしての取引開始日は2020年12月29日であり、まだ1ヶ月も経っていません。今後、どのような銘柄にCashが充てられるか楽しみでもあります。

  • Consumer Cyclical 25% (BABA, JDなど)
  • Communication Services 22% (FB, Tencentなど)
  • Cash 15%

 

大手日系オンライン証券の動向

SBIやマネックス、楽天証券いずれもまだ取扱いを始めていませんが、これら証券会社はGlobal XのETFの取扱いも始めていることから、早晩、KNGSの取扱いを始めるのではないかと期待しています。早速、マネックス宛てに、こちらから銘柄追加要望を出しました。

 

流動性リスクに注意

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SBIやマネックス、楽天証券を通じて、このETFを売買することは出来ませんが、仮に売買できたとしても、取引量に注意が必要です。取引量が極端に少ないと、流動性リスクが高いです。つまり、買いたい値段で思うように買えない、売りたいときに、思うような値段で売れないリスクが極めて高いです。また、成り行き注文を入れたら、意図しない価格で約定してしまう可能性が高いです。自分の注文がマーケットを動かしてしまい、結果として、自分自身が不利益を被るリスク(インパクトコスト)の可能性も高いです。

 

KNGSが向いている方

個別銘柄をフォローできない方、テック系をフォローしたいけど分散させられるほど十分な体力がない方向けかと思います。KNGSを買えるようになったとしても買わずに、構成銘柄一覧を逐次フォローするだけでも、得られるメリットは大きいと思います。

 

参考

Global XからGURUという、ヘッジファンドが保有する株式を参考にS&P500などのベンチマークと比較して、愚直にアルファを追究するETFが出ています。GURUの2021年1月8日時点における構成銘柄に関する記事はこちらから。

【Global X】GURUの構成銘柄一覧【UPDATE20210108】

少し古いですが、2020年6月19日時点における構成銘柄に関する記事はこちらから。

【Global X】GURUの構成銘柄一覧【UPDATE20200619】

 

 

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