【Global X】ついに米国高配当ETF(DIV)をマネックス証券で売買可能
2020年3月4日よりマネックス証券にてGlobal X社のETF6銘柄が追加で売買可能になりました。(参考:ニュース)
このブログで何度か取り上げていた米国高配当ETF(DIV)がETF6銘柄に入っていました。ETFの構成銘柄を見て投資判断の一つにするもよし、細かいことを気にせず投資する人もいるのではないでしょうか。
一方で、ETF乱立と言っても過言ではない状況ですので、主要ネット証券(SBI、マネックス、楽天)を介して売買できるGlobal XのETFをリストにまとめるとともに、Yahoo Financeを参照して2020年3月6日の売買規模を示しました。なお、今回マネックス証券を介して売買可能となったETFについては、黄色でハイライトしています。
TICKER | 設定来パフォーマンス (2/29時点) |
経費率 | Ave. Volume | 概要 | SBI | マネックス | 楽天 |
ALTY | 5.57% | 3.48% | 19,706 | ①不動産、②MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)及びインフラ、③プライベート・エクイティおよびBDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)、④債券およびデリバティブ戦略など、4つの異なる収益セグメントに投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
BOTZ | 10.14% | 0.68% | 630,206 | ロボットや人工知能のアイデア、設計、作成、導入に携わる企業に投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
CLOU | 7.29% | 0.68% | 292,206 | クラウドコンピューティングの広がりにより利益を受け得る企業へ投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
DIV | 3.70% | 0.45% | 215,986 | 配当利回りの高い米国の株式50銘柄に投資 | – | 〇 | – |
FINX | 22.10% | 0.68% | 187,473 | 金融サービスの破壊、向上をもたらすイノベーションを引き起こす企業への投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
GNOM | -5.76% | 0.68% | 8,129 | ゲノム編集、ゲノム医療/治療、バイオテクノロジー等、ゲノム科学の分野でさらなる進歩の恩恵を受ける企業に投資 | – | 〇 | – |
GXTG | 3.37% | 0.50% | 4,940 | Global Xの 成長テーマから選ばれた複数のETFのポートフォリオを通じて、創造的破壊をもたらすマクロトレンドへの幅広く投資 | – | 〇 | – |
HERO | 9.66% | 0.50% | 48,377 | ビデオゲームの開発、Eスポーツリーグの運営、またはAR、VRハードウェアの製造を行う企業等への投資 | – | 〇 | – |
KRMA | 11.70% | 0.43% | 21,255 | 5つの利害関係者(顧客、サプライヤー、株式・債券保有者、地域社会、従業員)に対し良好な成果を上げている企業への投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
MILN | 14.18% | 0.50% | 23,954 | 幅広いセクターに影響を与える長期的な人口動態トレンドの最先端にいる企業への投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
PFFD | 4.19% | 0.23% | 269,067 | 米国の優先株に幅広く投資 | – | 〇 | 〇 |
QDIV | -2.53% | 0.20% | 6,831 | 株主資本利益率、未払費用、財務レバレッジなどのさまざまなクオリティ基準に基づいて、S&P 500の上位200に入る企業に投資 | – | 〇 | 〇 |
QYLD | 7.46% | 0.60% | 511,770 | カバード・コールの売りで利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却 | – | 〇 | – |
SDIV | 1.67% | 0.58% | 483,370 | 世界の配当利回り上位100銘柄への投資 | – | 〇 | – |
SRET | 6.49% | 0.59% | 438,229 | 配当利回りの高いREIT30銘柄にグローバルに投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
YLCO | 3.48% | 0.65% | 52,100 | キャッシュフローの大部分の配当を志向する企業、高い配当を支払う再生可能エネルギー企業への投資 | 〇 | 〇 | 〇 |
流動性リスクに注意
はっきり言うと、ALTYやQDIVは1日の取引高が極端に少なく、流動性リスクが高いです。つまり、買いたい値段で思うように買えない、売りたいときに、思うような値段で売れないリスクが極めて高いです。また、成り行き注文を入れたら、意図しない価格で約定してしまう可能性が高いです。それに自分の注文がマーケットを動かしてしまい、結果として、自分自身が不利益を被るリスク(インパクトコスト)の可能性も高いです。
ETF乱立の環境において、ETFに投資する際は、取引ボリュームを見て自分の中でスクリーニングをかけてから選択したほうが良いと思います。
DIVの構成銘柄
DIVの構成銘柄を分析した過去記事はこちらです。