【デュッセルドルフ】地元民でいつも賑わう街の食堂:Münstermann Kontor
土曜にもなると、いつも長蛇の列ができて賑わっているMünstermann Kontor(ミュンスターマン コントール)。お店の名前もよくわからず、このお店の近くには、日本人の間で有名なCasa Luigiがあるので、最初は、この長蛇の列のお店がCasa Luigiかと思っていましたが、実際は違います。Casa Luigiに行ったことがありませんが(正確には、外から覗く店の雰囲気などを通じて、行く気が起きませんが)、Casa LuigiよりもMünstermann Kontorのほうがリピート確定だと思います。ただ、夜遅くまでオープンしていないので、要注意です。
場所:Hohe Straße 11, 40213 Düsseldorf
営業時間:火~金 12:00-19:30, 土 11:30-16:30です。
行き方:Benrather Straße駅(U71, U72, U73, U83)から徒歩2分、Heinlich-Heine-Allee駅(U70, U71, U72, U73, U74, U75, U76, U77, U78, U79, U80, U83)から徒歩6分
目次
見ていて飽きのこないオープンキッチン
Münstermann Kontorにはビブグルマンのマーク(価格以上の満足感が得られることの証)も付いています。 普段は、長蛇の列で賑わっているMünstermann Kontorに、私たちは、平日の昼間に伺いましたが、少し小雨も降っていたせいか、ランチのピーク時にも関わらず、並ばずに店内に入ることができました。 オープンキッチンからは活気が伝わってきますし、シェフと同じくらいの人数のウエイターがいて、店内は賑わっています。
多くのシェフ・ウエイターがいるから人件費がかかりそうですが、従業員が多くいるからこそ、オペレーションがしっかりしていて、注文から料理が来るまで、あまり待たなかった気もします。店内の雰囲気、インテリアを色々見ていると、それだけで時間の流れが速く感じたりもしているかもしれません。
次から次へと入るオーダーを黙々と捌いていく様子を見て取れます。私たちが座ったところは、オープンキッチンを良く見渡すには、絶好の場所だったかもしれません。
2人で注文したメニューは、以下のとおりです。
- 白ワイン x 1、ロゼワイン x 1
- フルーティーカレースープ(小)
- マグロのたたき&クリスピーシュリンプ(カリカリに揚げた海老)
- トリュフ ポルチーニ リコッタ ラビオリの牛フィレ肉乗せ
- 一口サイズのクレームブリュレ
- 一口サイズのチョコレートムース
- カフェラテ、エスプレッソ
すべてで82ユーロ(チップ上乗せして私たちは90ユーロ支払いました)。メインのほかにワイン、デザート、コーヒーも入れて1人45ユーロくらい。ランチ2人で90ユーロは高いと思う人もいるかもしれませんが、ランチメニューもディナーメニューも同じです。
手先器用な町の食堂?
メニューを見てもわかるように、ハンバーガーもあれば、マグロのたたき、タイカレー、カリーブルストなど、本当にいろいろな料理が載っていて、正直、スペシャリテがわかりませんし、いったいどのカテゴリーに入るのかもわかりません。ただ言えるのは、私たちが選んだメニューはどれもアタリでしたし、いつも行列ができていることから、ハズレがないのだと思います。
ワイワイと集まってご飯を食べたい、だけどメンバーの好みが別れるから決められない、というような場合に重宝すると思います。そのような目的でなくとも、ただ単純に、活気ある雰囲気の中で美味しくご飯を食べたい、純粋に美味しい料理を食べたい、という人は足を運ぶべきです。フーディーなら、通い詰めたくなるお店です。
小雨で少し肌寒かったので、メインの料理が来るまでの間という位置づけで頼んだフルーティーカレースープ。タイカレー風味の味付けでしたが、体に染み入る優しい味でした。本当にドイツ人がこのスープを作ったの?と思いたくなるような繊細さがあります。サイズは、カップ、スモール、ビッグの3種類あり、これ一品だけを注文している人はビッグサイズでした。
トリュフ ポルチーニ リコッタ ラビオリの牛フィレ肉乗せは、ポルチーニ茸のラビオリにリコッタチーズのソースがかけられています。美味しいものを全部入れました!という表現がぴったりの料理です。町の食堂、ビストロでこのクオリティがくるとは思っていませんでした。
海外で魚料理というのは、鮮度の取扱い方もあるので、なかなか勇気がいります。(以前、ベルリンの高級デパートの鮮魚コーナーで思いっきり身が焼けたマグロがドヤ顔で陳列されていました)
ただ、マグロのたたきも海老のクリスピー揚げもどちらも絶妙に調理されていた美味しかったです。それに、ディップ用のソースにごまが入っていますが、ごまの使い方が、本当にドイツ人が作ったの?と思いたくなるような感性です。
デザートの一口サイズのクレームブリュレとチョコレートムース。個人的には、冷たいクレームブリュレはブリュレではないと思っていますが、ここのクレームブリュレからは温もりを感じられました。
そして、最後は〆のエスプレッソ。ダブルでいただきましたが、余韻に浸る時間です。自家製のブラウニーケーキが添えられてきます。
食後の甘味には・・・
食後の甘味には、歩いて1分圏内のPure PastryやPure Freudeといったお店はいかがでしょうか。
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