駐在生活:硬水対策にBRITAは海外生活必携
何気なく使っている「水」も住む場所によって、性質が変わってきます。当たり前すぎて普段意識しなくても良いようなところも意識しないとならないのが海外での生活。
シャワーを浴びたら髪がごわごわになる、肌が乾燥するといったことは使っている水による可能性があります。前回の記事では、硬水対策として硬水を軟水化・浄水するシャワーとして、イオナックのシャワーヘッド・交換カートリッジを取り上げましたが、今回は飲料水あるいは料理で使用する水について、硬水を軟水化する浄水器についてまとめます。
水道水を直接飲まないにせよ、水道水はスープに使ったり、ご飯を炊いたり、料理する上で必須です。水道の蛇口に設置する浄水器もありますが、広く普及しているのは据え置き型の浄水器です。3.5リットルなどサイズによっていろいろありますが、浄水カートリッジを入れ替えて使う水差しのようなタイプです。
目次
硬水と軟水の違い
硬水の飲みすぎは危険とかいろいろな記事をネットで見かけますが、私は水の専門家でもないので、自分で確証を得られないことについて、ここでは書きません。(程度問題の域の話かもしれません。なんでもかんでも食べすぎ・飲みすぎは体に負荷をかけます。)
むしろ、欧州は硬水、日本は軟水という違い。また、産湯のときから軟水に囲まれて生活してきた環境から、突如、異なる環境に身を置くとなると、身体に極端なストレスがかかったり、加わったりしそうですし、そういった変化を和らげるためにも、軟水のほうがいいのではないでしょうか?
なお、エビアンのウェブサイトに硬水と軟水の違いについて、以下のように説明がありました。
軟水と硬水の飲み分けのすゝめ
水の硬度はその土地の食文化と密接に関連しています。肉がメインの西欧料理ではミネラルが不足しがちなため、ヨーロッパでは硬水で不足しがちなミネラルを補っています。日本も食の欧米化が進み、食事だけではミネラルが不足しがちになっています。食文化のグローバル化が進んでいるのにもかかわらず、水のグローバル化は遅れたままになっています。食事によって、軟水と硬水を飲み分けてみていはいかがでしょうか?
ちなみに、コンビニやスーパーで買うミネラルウォーターなどもブランドによって 硬水・軟水が違いますので、意識せずに硬水を飲んでいる方もいるかもしれません。
私たちは、ボルヴィックをスーパーでまとめ買いしています。1.5リットルのペットボトルが1本80セントくらい。セールの時は、1本55セントくらいまで値下がりします(硬水が主流のヨーロッパの中にも軟水があって助かっています)
主な硬水
主な軟水
ABC Cookingも使っているBRITAの据え置き型浄水器
以前、ABC Cookingに通っていた時、BRITAの浄水器が調理台に置いてありましたが、その時は、ドイツで実際に買って、日常的に使うことになるとは夢にも思いませんでした。BRITAの浄水器の主な使い道は、米を研ぐとき、味噌汁などの汁ものを作るとき、コーヒー・紅茶用にお湯を沸かすときなどなどです。(野菜を洗うときは、水道水をそのまま使っています。)
特に、コーヒー・紅茶用にお湯を沸かすケトルはどの家にもあるかと思います。水道水をそのままケトルで沸かすと、2~3日後には、ケトルの底にカルキが白くびっしりとこびりついていることに気付きますが、BRITAの浄水器を通した水を使ってケトルで沸かすと、カルキのこびりつきがほとんど見られません。
現地の言葉がわからなくても、マニュアルにはイラストがついているので、カートリッジの付け替えも簡単です。
ちなみに、BRITAの浄水器を通すと、水が柔らかくなる・まろやかになる気がします。
日本で使う際は日本仕様のカートリッジを
並行輸入品が必ずしも良くないというわけではありませんが、水道水を通じて出てくる水は国によって違いますし、国によって水道水に定める品質基準が違うと思いますので、日本で使用する際は、並行輸入品ではなく日本仕様品の日本正規品を購入したほうがいいのでは?と思います。
楽天から購入される場合は、こちらから。
しっかりとリサイクルに回しましょう
カートリッジをそのままゴミ箱に入れてしまうのは楽チンですが、一手間かけて料理を水から美味しくしたのなら、もう一手間かけてリサイクルしてエコフレンドリーを目指してはどうでしょうか?
カートリッジを購入したお店の受付窓口・返品窓口といったところに電池の回収ボックスがありますが、そのそばに使用済みカートリッジの回収箱が設置されています。
国によっては、ブリタのウェブサイトから回収場所を検索できます。例:イギリス、ベルギー。