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【クルーズ旅行】意外と知られていないクルーズ運航会社あれこれ

2021/08/16
 

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40代の読書家 兼 エコノミスト。 普段、マネーに世界中をさせています。ブログでは、おカネ(投資)とホン(書評)とタビ(旅行)についてまとめていきたいと思います。「いいね」を押してくださったり、ツイートしてくださると励みになります。 よろしくお願いします。

ワクチン接種も広まり、クルーズ会社が運航を再開し始めています。クルーズ旅行好きの私たちにとっては、嬉しいニュースです。ちなみに、クルーズ会社は、ラグジュアリーからカジュアルなファミリー向けまで複数のブランドを持っており、収容人数が多いほどファミリー向けで価格は安いです。(クルーズ業界は固定設備産業のため、収容人数が増えるほど1人あたりが負担する金額が減るという感じですね。ラグジュアリーなほど、船は小さくなり、また、乗船客と船員の比率が1に近づいていきます。)

クルーズ旅行する際は、普段、Oceania CruiseやMSC Cruiseしか使っていないので、他のクルーズについて調べてみました。クルーズ業界の大手4社(カーニバル、ロイヤルカリビアン、ノルウェージャン、MSC)について、運航会社毎に見てみたいと思います。Crystal Cruiseを運航するGenting Hong KongやDisney Cruiseを運航するWalt Disney Companyを紹介したいですが、長くなるので、ここでは割愛します。なお、カジュアル・プレミアム・ラグジュアリーの分類に明確な基準はなく、私の主観も入っています。

 

カーニバル・コーポレーション(CCL)

カーニバル社は、保有隻数が90隻超で、売上高・保有隻数共に世界一のクルーズ業界最大手です。私は、まだ利用したことがありません。カジュアル船が有名ですが、クイーンエリザベスで有名なCunardやラグジュアリーなSeabournもポートフォリオに組み込んでいます。なお、乗船客定員・乗船員は、各船における定員を単純平均したものです。比率は、乗船員1人に対する乗客の数を意味しています。

カテゴリー 運航船数 乗船客定員(A) 乗船員(B) 比率(A)/(B)

Carnival

カジュアル 24隻 2,998名 1,175名 2.55

Princess

カジュアル 14隻 3,037名 1,180名 2.57

Costa

カジュアル 13隻 3,421名 1,139名 3.00

AIDA

カジュアル 13隻 2,544名 716名 3.55

Holland America

プレミアム 11隻 2,074名 865名 2.40

P&O Cruise

カジュアル 6隻 3,161名 1,260名 2.51

P&O Cruise Australia

プレミアム 3隻 2,400名 1,041名 2.30

Cunard

ラグジュアリー 3隻 2,277名 1,092名 2.08

SEABOURN

ラグジュアリー 6隻 473名 318名 1.49

 

ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)

業界第二位のロイヤル・カリビアンは、保有隻数が65隻超です。カーニバル社と同様に、カジュアル船が多いものの、ユニークな航路を展開しているのが特徴でもあります。

Celebrityの中には、乗船定員が100名に満たないようなスモールラグジュアリーシップもあり、ガラパゴス諸島周遊系のクルーズを定期運航しています。(ただ、ガラパゴス諸島周遊クルーズだけは、値段がラグジュアリー並に高いです。1週間、1人あたり8,000ドル~)

Silverseaの中でも、ウルトララグジュアリーとカテゴライズされるクルーズは、ガラパゴスや南極大陸にも行きます。(6日間、1人あたり15,000ドル~)

カテゴリー 運航船数 乗船客定員(A) 乗船員(B) 比率(A)/(B)

RoyalCaribbean

カジュアル 26隻 3,616名 1,359名 2.66

Celebrity

プレミアム 14隻 2,118名 956名 2.21

Silversea

ラグジュアリー 10隻 400名 287名 1.39

AZAMARA

プレミアム 4隻 694名 384名 1.81

TUI

カジュアル 6隻 2,524名 1,015名 2.49

HAPAG LLOYD

ラグジュアリー 5隻 322名 234名 1.38

Pullmantur

カジュアル 3隻 2,437名 747名 3.26

 

ノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス(NCLH)

業界3位のノルウェージャンですが、カジュアル、プレミアム、ラグジュアリーのポートフォリオを揃えています。そのほか、ハワイ諸島を周遊するPride of Americaも、ノルウェージャンが運航しています。

Oceaniaは、グルメシップを謳っていることもあり、ご飯は基本的に美味しいです。ご飯にハズレはないですが、アメリカの会社が経営しているということもあってか、一皿一皿のポーションがとにかく大きいです。どのレストランもロブスターを使った料理を用意しており、アジアンレストラン(Red Ginger)では、ロブスター・パッタイを食べることができます。(私のお気に入りです。)こじんまりとした小さなエビではないです。パッタイの常識を覆す一品です。Oceaniaのクロワッサンは、毎日、船内の厨房で生地から作られます

7日間のクルーズで太ることは間違いないのですが、ご飯は美味しいので、体重を忘れて旅行を楽しみ、ダイエットは下船後にしましょう

カテゴリー 運航船数 乗客船定員(A) 乗船員(B) 比率(A)/(B)

Norwegian

カジュアル 17隻 2,977名 1,310名 2.27

Oceania

プレミアム 6隻 875名 520名 1.68

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Regent

ラグジュアリー 5隻 679名 465名 1.46

 

Mediterranean Shipping Company

クルーズでは業界第4位ですが、本業はコンテナ船事業のMSC。MSCクルーズのMSCは社名の略称です。スイスのジュネーブに本社を置く、世界有数の海運会社であり、ファミリー会社でもあるMSCの本業は、コンテナ船です。イタリア発祥の船ということもあってか、ピザが抜群に美味しいです。

カジュアル船なので、ビュッフェ形式のメインダイニングは、高級ファミレス(ロイヤルホスト)といった感じです。ドリンクバーのジュースは飲み放題ですが、着色が凄く、ステンレス製の水筒に入れると、色が落ちるまで、結構、念入りに洗わないとならないです。ジュースを注文するなら、有料のフレッシュジュースがお勧めです。

家族連れが多く乗り込むので、静かに過ごしたい人には向いていないです。

カテゴリー 運航船数 乗船客定員(A) 乗船員(B) 比率(A)/(B)

MSC

カジュアル 20隻 3,623名 1,296名 2.79

 

カジュアル船の新造船はより大型へ

横軸に年、縦軸にキャパシティ(乗船定員)を示した散布図とその散布図を基にした回帰分析が示すように、カジュアルタイプの新造船は、よりキャパシティを増やす傾向が明らかです。プレミアムも、その傾向を認められますが、カジュアルタイプほどではないです。

一方、ラグジュアリータイプは量よりも質を重視していると思われますので、新造するにしてもそのキャパシティは増える傾向にはないです。

クルーズを見るうえで、もう一つ重視したいのが、乗船客の定員と船員の比率です。この比率が高いほど、船員は多くの乗客をケアしなければならないため、自ずと、乗客一人当たりの気配りが減ります。例えば、レストランで料理を注文したけど気づいてもらえない、なかなか料理が来ないといった具合です。カジュアルタイプのクルーズは軒並み、この比率が高いです。一方で、プレミアム、ラグジュアリーとなるにつれ、この比率は下がる傾向にあります。つまり、プレミアム、ラグジュアリータイプのクルーズほど、気配りがしっかりとしてきます。

OceaniaとAzamaraはプレミアムタイプの中でも、他のプレミアムタイプのクルーズと比較しても低いです。一方、この2つを比べるとすると、Oceaniaの方がAzamaraよりも新造年数が浅いので、個人的にはOceaniaが狙い目(コスパが良い)かと思います。コスパが良いと言っても、7日間のクルーズでも、それなりの値段はしますが。

 

力を入れていない地域はボロ船

日本近海、初周航というような記事を見かけた際は、その船がいつ建造されたかに注目してください。カネを落とさない国に、基本的に、新造船は来ることはありません。

日本はクルーズが物珍しいということもあって、コロナ前は徐々に火が付き始めていたということもありますが、いきなり新造船を寄こすことはないです。新造船に乗りたければ、カリブ海や地中海といったクルーズのメッカに行った方がよいです。

否定したい人もいるかもしれませんが、新型コロナウイルスで有名になった(?)ダイアモンド・プリンセスは2004年に就航開始です。15年以上前に建造された船が寄こされるのが日本近海です。

 

その他

実体験に基づいて、クルーズ旅行の記事をいくつか書いていますので、ぜひ、こちらもご参考ください。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。”ツイート”や”いいね”を押してくださると励みになります。

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