【ブリュッセル】CHARLI、中心部にあるリピート確定の美味しいパン屋
マリオットに滞在したものの朝食がついていないプランだったので、朝ご飯は近くのパン屋で出来立てを買っていました。Charliというパン屋を紹介します。
街が鼓動し始める前の、朝早い時間帯に市内中心地を散策するのも旅先の楽しみの一つかと思います。そう捉えると、朝食がついているプランも嬉しいですが、ホテルの予約プランに朝食がついていなかったとしても旅行の楽しみ方はあります。Charliの斜め向かいにある立食シーフードで有名なNoordzeeに行く途中、あるいはその帰りに立ち寄ってパンを買うという動線もアリだと思います。
目次
基本情報
住所: Rue Sainte-Catherine 34, 1000 Bruxelles
営業時間: 月 – 土 7:30 – 19:00、日: 8:00 – 13:30
公式ウェブサイト: http://charliboulangerie.com/en/
アクセス
私たちが滞在したブリュッセル・マリオット・ホテル・グラン・プラスからのアクセスです。(私たちが滞在したマリオットホテルのジュニアスイートルーム宿泊体験記はこちらから)
証券取引所と反対方向に向かって、徒歩3分のところにあります。Charliは、アジア街というような雰囲気が漂う通りにあり、Noordzeeという立食系シーフードのお店の斜め向かいです。あまり人通りが多いわけでもなく、昼間通った際、ガラの悪そうなベルギー人に中国人か?と声を掛けられました。
安心・安全に行くには車が行き交う道路沿いから回り込みます。その場合、下の地図では最初の十字路を右に曲がるように青色の道標が出ていますが、右に曲がらずにまっすぐ進んでAce & Tateというメガネ屋を右に曲がります。
お店の様子
Charliの外観
2009年にオープンしたCharliはパン屋と思えない外観ですが、素材にこだわっていて品質はピカイチです。目立つ外観ですが、看板が出ていないので通り過ぎないように要注意です。
パンの種類
ほぼ開店と同じタイミングでCharliを訪れた際、焼きたてのパンが並べられている最中でしたが、既にいくつものパンが次から次へとショーケースに入れられていました。フランス語がわからなくても、ショーケースを指さしてパンを注文すると、ショーケースに陳列されている少し冷めたパンの代わりに、焼きたてのパンを取ってきて袋詰めしてくれました。
このクロワッサンの照りを見たら、買わずにはいられません。
パンは黄色の紙袋に入れられます。バゲットにぶら下がったCharliの文字が特徴的です。
この黄色の袋を上から覗き込んでみました。焼き立てのパンの匂いで窒息してしまいそうなほど、良い匂いがします。
待望のベルギー系クロワッサン
勝手にベルギー系クロワッサンと命名しましたが、外はパリパリで中はしっとり食感のクロワッサンです。もちろんバターを使っていて、マーガリン不使用です。塩パンのような塩加減ですが、甘みも感じられるクロワッサンでした。
中のチョコレートクリームは本物、パン・オ・ショコラ
パン・オ・ショコラは当たり外れがあると個人的に思っています。ただ単にクロワッサンの中にチョコレートクリームを入れただけではなく、実際は、チョコレートクリームという素材を追加することで、バランスを考える必要が出てきます。バターの使用量とチョコクリームのボリューム、バターを使いすぎると油っぽさが目立ってきますし、チョコレートクリームが多すぎるとバターの風味が損なわれます。また、ヌテラ臭がするチョコレートクリーム、つまりヘーゼルナッツのチョコレートクリームか、そうではないか、など。
ヘーゼルナッツ感が苦手な方もいるかと思いますが、Charliのパン・オ・ショコラのチョコレートクリームはしっかりとチョコレートを使っていて、ヘーゼルナッツ感はありませんでした。また、油っぽさはありません。Charliのウェブサイトによると、バターはポワトゥシャラント地域産のバターを使っていて、チョコレートクリームはカカオ成分45%以上のものを使っています。
Croix de Savoie (クロワ・ドゥ・サヴォワ) という、ふわしっとり系のクリームパン
ふわしっとりとした食感から、ホテル連泊中の毎日の朝食としてリピートが確定したパンです。勢いあまって、がっついてしまったため、まともな写真を残せませんでしたが、生地はふわふわ&しっとりとし、カスタードが詰まっていて、食感含めて、ドイツではなかなかお目にかかれないパンです。Charliでパンを買う際は、クロワッサンのほかに、Croix de Savoieもぜひ試してみてください。
Charliのウェブサイトによると、素材にこだわっており、小麦粉はフランス産、バター・卵はMontplainchampsというベルギーの地域(フランスとルクセンブルクの近く)の産地のモノを使っています。
スイーツ(ペストリー)も早朝から購入可能
ヨーロッパのパン屋はだいたいパンの他にタルトやケーキといったスイーツも売られていることが多いですが、Charliも他のパン屋とご多聞に漏れず、スイーツが売られていますし、開店と同時に買うこともできます。エクレアやシュークリーム、レモンケーキ、タルトタタンなどが売られています。ストラスブールのパン屋も巡りましたが、ストラスブールに比べるとブリュッセルは物価が高いです。
スイーツ・ペストリーは紙袋だとさすがに崩れてしまうので、箱に詰めてもらえます。
私たちは、レモンケーキとエクレアをホテルに持ち帰っていただきました。ブリュッセルは美食の街と呼ばれるだけあって、フランス料理の流れを汲んでいて、甘酸っぱいレモンケーキや、エクレアのクリームは美味しかったです。
パンは生もの
朝食用のパンは、その日の朝に買いに行きましょう。ヨーロッパでは翌朝に食べるパンを前の日の夜に買うことはしません。朝に食べるパンは、その日の朝に買いに行きます。そうしないと、パンの中の水分が飛んでしまい、せっかくの風味・食感が台無しになってしまいます。次の日の朝食用にパンを買うという習慣は美味しいパンを不味い食べ方ですし、パンへの冒涜です。ブリュッセルを訪れる際は、紹介したお店にぜひ足を運んで日本とはまるっきり違う美味しいパンを食べてください。
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